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顔認証API 導入事例 株式会社大林組

株式会社大林組イメージ

インタビュー

顔認証で実現する安心・安全な建設現場を目指して -無資格者による建機の運転を防止-

株式会社大林組 様

国内外で建設工事や地域開発を手がける大林組では、現場建機を指定された作業員しか運転できない仕組み作りや、現場の管理業務の負担軽減のために顔認証での本人確認を導入

今回の導入に至った経緯や実際の運用についてお話を伺いました。

顔認証検討の背景と課題は?

まず、建設現場には運転するのに資格が必要な建機が多数あり、資格を持っている人の中から指定された人が運転しないといけません。建機だけでなく、担当する作業場所も決まっている場合もあります。このような場合に、指定された場所で指定された人しか運転ができない仕組みを作ろうとしたこと、がひとつです。

また、現場は作業員が多く出入りしているにも関わらず、使用者の管理も計画書や鍵の受け渡しで実施していました。しかし、代理の人が鍵を受け取ったり、広い現場だと鍵が差しっぱなしというケースが発生するリスクがあります。ルールを守るように指導していますが、安全管理にはとても時間がかかります。他の仕事もたくさんあるなかで、建機が実際に正しく運用されているか、広い現場で確認作業に回ることは、決して生産性の高い仕事だとは言えません。そのような現場の管理業務の負担軽減も目的としていました。

顔認証を導入された決め手は?

他の生体認証技術と比較試験はしておらず、初めから顔認証にしようと考えていました。技術的な強度もあり、世間に浸透していることが大きな理由です。

さきほどもお話ししたように、建設業では多くの作業員が出入りするため、操作が難しかったりわかりにくいものだと作業員に使ってもらえません。毎回手袋をはずして指紋や静脈の認証を実施するのは作業員にとって面倒です。さらに、屋外環境の場合も多いので、タフな環境でも確実に判別のできる顔認証を選びました。

JCV製品の印象はどうですか?

試作の段階で色々試してみました。登録した人を認証したり、登録していない人を弾いたりというところでは問題ありませんでした。

また、建設現場は過酷な環境なこともあるので80度程になる屋外環境や逆光などでも検証しましたが、精度や速度に問題はなく非常に満足しています。

導入後の効果として期待していることを教えてください。

大林組では安全、安心で働ける職場を目指しており、そこに貢献する技術として期待しています。安全に関するものなので「無災害」という数字に出ないことが一番の効果だと思っています。

また、安全管理業務の生産性向上も期待しており、最前線で仕事をしている工事現場および関係部署と協力し、使用感を含めたヒアリングをしながら今後評価をすすめていきたいと思います。

今後のJCVに期待することはありますか?

様々なな形で顔認証技術をベースとして建設業に携わっておられるのを存じております。今回は安全面でしたが、御社の技術を活用した事例でしたが、御社の保有されている高度な画像認識技術を数多くの場面で活用して参入していただきたいと思います。

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日本コンピュータビジョン(通称:JCV)について

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