- 高精度な顔認識APIを提供するMercury Cloudを利用 -
弊社は、サッポロ不動産開発株式会社(本社:東京都渋谷区、以下「サッポロ不動産開発」)とAWL株式会社(札幌本社:北海道札幌市、以下「AWL」)が商業施設「サッポロファクトリー」で共同実施するAI広告実証実験において、高精度な顔認識APIを提供するクラウドサービス「Mercury Cloud」を技術提供することを発表します。
本実証実験は、「AI広告表示を活用した事業創出」の事業性検証を目的として、2021年10月4日より2021年10月31日まで実施されます。
詳細はサッポロ不動産開発のリリースをご参照ください▼
https://www.sapporo-re.jp/pdf/sapporore/store/storage/cname_20210924093931.pdf
AWLが提供するAIカメラ搭載のサイネージソリューション「AWL Lite」は、来場者の顔特徴から属性を分析し、⼤型サイネージ上に、来場者の属性に合わせた商業施設のテナント広告を表⽰します。 また、JCVの顔認証クラウドサービス「Mercury Cloud」を利⽤して、当該来場者の顔特徴データ*1 を基に、広告をご覧頂いた来場者の各テナントへの来店⼈数をカウントします。 なお、JCVは、本実証実験で取得する個⼈情報について、⼀切取扱いを⾏いません。
(イメージ図)
「Mercury Cloud」は、AIを活用した画像認識技術を提供するプラットフォームで、高品質なCV PaaSサービス(顔検出、顔比較、顔検索、属性検知など)を提供します。柔軟なサービス展開や高いコストパフォーマンスを持ち、サービス可用性、高レベルなセキュリティを備えています。またクラウドアーキテクチャを採用していることで、安定かつ継続的なビジネス成長の実現に向けた様々なアプリケーションとサービスの連携を可能とするサービスフレームワークを提供します。
高精度な顔認識エンジンをクラウドベースで提供することで、お客さまへ顔認証の利便性提供のみならず、パートナー企業さまと協力し、お客さま課題の解決やビジネス成長の実現に向けたソリューション、サービス開発を展開してまいります。
■JCVクラウドサービス「Mercury Cloud」の特⻑
- 世界最高峰の顔認証技術をクラウドベースでサービス提供
- シンプルな料金体系 年額サブスクリプリションでの提供
- マスク着用時の顔認証に最適されたアルゴリズムで、高精度な顔認証を実施
- 2,000万人の顔データ登録が可能で、顔検知、顔比較 (1:1)、顔検索 (1:N)、属性検知を高速に実施
- 多種多様なカメラ付きデバイス(JCV提供デバイス以外)での利用が可能
- 使い勝手の良いOpen APIを用いたシンプルな開発で実装でき、複雑な開発は不要
■(属性分析以外での)想定ユースケース
- リテールや飲食店などKIOSK端末(カメラ付き)による顔認証決済
- オンラインサービス利用時にモバイル端末からの本人確認(eKYC)
- 大規模イベント等でIPカメラによる顔認証チケットレス入場
- 複数の社内システムへのシングルサインオンを顔認証IDで実施 等
なお、「Mercury Cloud」含めた顔認証テストライセンスを「デべロッパーサイト」にて提供しております。
注1.顔特徴点の抽出、特徴量データへの変換となり個人を特定するものではございません。