働き方改革で多様化する勤務体系においても柔軟に打刻の目的を判別し、高速打刻を行う顔認証アプリケーション「SenseThunder Attendance APK」(以下「本アプリケーション」)を本日より提供開始します。
開発背景と目的
従業員の健康状態や勤務状況、時間管理に、温度検知機能付きの「顔認証」を導入する企業が増えています。 従来の顔認証の打刻では、一日の最も早い時間が「出勤」、最も遅い時間が「退勤」となるため、運用者側で設定オペレーションが都度発生していました。
たとえば、日をまたぐような深夜12時を超える勤務や三交代制勤務などの複雑な勤務体系での運用で懸念されてきました。
このような背景をもとに、勤怠管理の利便性を更に高める新たなアプリケーション「SenseThunder Attendance APK」として、従来の温度検知機能付き顔認証端末*1を用いて、認証時に打刻の目的をタグ付けできるジェスチャー判別機能*2を追加しました。
具体的には、端末画面に表示されたジェスチャーを認識させる事で、「出勤」「休憩」「外出」「退勤」などの各打刻の目的を判別して、認証時にタグ付けを高速で行います。
また当社の高精度な顔認識技術をベースに開発した本アプリケーションを利活用することで、単に柔軟に顔認証の高速打刻が可能になるだけでなく、これまでに生じていた利用者の工数を削減します。ジェスチャーと顔認証を行うと同時に一瞬で打刻されます。
「本アプリケーション」の機能・特長
1.簡単ジェスチャーボタン選択・表示による柔軟な打刻
「設定」の「勤怠設定」から、複数用意されているジェスチャーボタンの中から選んでボタンを表示できます。最大5つまで表示できます。ジェスチャーを用いた顔認証による柔軟な打刻で勤怠管理を加速させます。
2.非接触で衛生的に認証時に明確な目的をタグ付け
勤怠システムへの手入力が不要で、目的のタグ付けも非接触で行えてコロナ禍の衛生面の心配もありません。また手入力で打刻する場合と比べて工数やコスト削減にもなります。
例)従業員100人規模の企業で1人あたりの手入力に毎日6分かかる場合、 1日6分×100人×年間所定労働日数260日=156,000分=2,600時間 ※1年間で108日分の工数や時間を削減できる想定です。 |
3.自社プラットフォーム上でも管理できる拡張性
API連携で自社プラットフォームやJCVの顔認証管理プラットフォームを用いることで、各認証の履歴をブラウザ上で確認できます。より効率的に従業員の体調や勤怠の管理が簡単に行えます。
「SenseThunder Attendance APK」紹介動画
今後の方針
当社は、パートナー企業と一体となって本アプリケーションの普及を図りながら、今後も働く従業員の皆さまにとって業務効率化につながる利便性を兼ね備えた当社の画像認識技術を応用した最先端ソリューションを提供し、より良い勤務環境を目指したインフラ整備を支援していきます。
*1 サポート端末は、「SenseThunder-Mini」のみとなります。(2022年4月現在)
*2 「出勤」「休憩」「外出」「退勤」の各ボタンを画面上に表示することも可能です。