- 顔認証で実現する新たなワークスタイル -
企業や施設の来客受付業務の効率化、スマート化に導く認証アプリケーション「JCV Cloud Lobby Base APP」の提供を開始します。
「JCV Cloud Lobby Base APP」は、コンピュータビジョン・クラウドプラットフォーム「JCV Cloud」内で提供するオープンソースのアプリケーションです。JCVが提供する顔認証デバイス「PayPad Plus」上で動作します。
◾️開発背景と目的
2023年におけるバイオメトリクス(顔認証)市場規模は、コロナの影響による非接触需要の増大から、2019年比で3倍となる86億円へ成長すると予測されています。(引用|富士経済 「2020セキュリティ関連市場の将来展望」)
特に用途として、効率的で安全な非接触型チェックイン/チェックアウトのソリューションが注目されています。チェックイン/チェックアウトのシーンでは、複数の顔データから本人を特定して認証を行う(1:N 認証)が求められ、高い精度と迅速な検知・認証処理がアクセスに価値を創出します。
JCVは、約4,000社以上の企業導入実績やノウハウをベースに画像認識サービスプラットフォームを自社開発し、高度なアルゴリズムによる顔検知、サーバー認証における迅速な照合を提供します。また、生体検知を行い本人になりすました写真や動画での認証をブロックし、強固なセキュリティ環境を構築すると共にバックオフィス業務のデジタライゼーションに寄与します。
◾️「JCV Cloud Lobby Base APP」の概要
本アプリケーションは、JCVが提供する顔認証デバイス「PayPad Plus」上で動作します。
- デュアル画面(前背面)を搭載のPayPad Plus(デバイス)を活用し「顔パス」受付を実現 -
・デバイスでの顔写真登録の場合
1. ゲストがデバイスに顔をかざし、顔データの登録(初回訪問時のみ)
2. ゲストがデバイスに顔をかざし、前面ディスプレイで認証を確認(次回訪問時以降)
3. 2.と同時に背面のディスプレイに認証通知、登録者であることを確認(スタッフにて)
4. 受付完了
・JCV Cloudでの顔写真事前登録の場合
1. ゲストの顔写真をJCV Cloud上に登録(スタッフにて)
2. ゲストがデバイスに顔をかざし、前面のディスプレイで認証を確認
3. 2.と同時に背面のディスプレイに認証通知、登録者であることを確認(スタッフにて)
4. 受付完了
なお、受付だけでなく、JCV提供のAccess Manager*1と連携することで、対象フロアや会議室の入退権限をゲストに付与ができ「顔パス」での入退室が可能となります。
◾️主な機能特長
・ゲストの登録
- 端末(PayPad Plus)上で登録が可能
- 登録写真・品質のチェック
・ゲスト登録者管理
- ゲスト、拒否リスト、グループ情報の登録や削除や更新
- グループのフィルタリング機能(指定グループのみの操作制限が可能)
・アクセス制御
- 顔情報未登録者のアクセスを制御
・アプリケーション(外観)カスタマイズ
- 会社ロゴの追加や表示色の変更が可能
- ユーザー向け利用規則(約款)の表示が可能
◾️「JCV Cloud」サービス・ソリューション(2023年3月時点)
1. 高精度な顔認識・認証APIを提供する「JCV Cloud AnySee」
https://docs.cloud.japancv.co.jp/v1.0-JP/docs/anysee-introduction
2. 生体検知にて「なりすまし」を抑止した認証を実現する「JCV Cloud Liveness」
https://docs.cloud.japancv.co.jp/v1.0-JP/docs/livenes-introduction
3. GUIベースのユーザー管理機能や顔認証APIを提供する「JCV Cloud Identity Manager」
https://docs.cloud.japancv.co.jp/v1.0-JP/docs/identity-introduction
4. SAMLとMicrosoft Windowsに対応した顔認証サインオンサービス「JCV Face Login」
https://docs.cloud.japancv.co.jp/v1.0-JP/docs/facelogin-introduction
*1 対象施設にJCV顔認証アクセスデバイス、Access Manangerが導入されていることが前提